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変わる世の中

2020-07-03
コロナ禍の中、オンライン何々といったものが世間で話題になっています。
我が家には関係ないと思っていたのですが、高校一年生の次男は休校中に自宅でオンライン授業を受けていた名残なのかどうなのか、今も学校ではタブレットを使い、オンラインで宿題の答え合わせをしたり、資料を入手したりするそうです。
私からすれば、学校に通っている現在、「紙資料を渡して、面と向かって話せば」と思うのですが、時代遅れなのでしょか?
子供自身、勉強としては、やはり質疑応答の間が難しく、分かりにくいといったことはあるようですが、まんざら嫌でもないようです。
 
先日などは、次男が勉強中に部屋でぶつぶつ言っていたので、何をしているのだろうと思いきや、友人たちとオンライン勉強会をやっていたらしく、私は「勉強は一人で集中してやれ!」と注意したものの、次男は「これはこれで意味があり質の高い勉強ができる」といったような偉そうなことを言い、経験がない私にとっては、それ以上の事は言えませんでした(´;ω;`)
たしかに、学校もこれからの時代に慣れる人材育成を意識しているのでしょうし、実際次男も、私では全く分からないような様々な環境設定なども、彼に頼めば簡単にやってしまい、いったいどこで覚えたのだろうか?といった感じです。
 
昨今、世の中は目まぐるしいスピードで変化しています。
特に情報通信システムの進化においては、昔では考えられないサービスの提供を私達は受けると共に、世の中は豊かになり、便利さを多岐にわたり感じることができています。
そして今では、その技術が経済を左右する位置付けにもなっているような気がします。
 
ただ、私共の営む建設業。「職」の概念として、利を得ていたもので有ったか無かったかは知り得ないのですが、古くは縄文時代からの歴史があるようです。
きっと、昔からその場所を使う人の思いやこだわりを直接聞き、呼吸を感じ、イメージを膨らませ、仲間たちと汗と大声を出しながら、つくり上げていたのだろうと思います。
また、商業としての基本である、物の売り買い。今では貨幣という価値のものさしで商いを行いますが、大昔は何の基準もない物々交換を、人と人とがお互いの物を、納得いく価値として、面と向かって交渉という形で成立させていたのだろうなと思います。
 
歴史のある産業は、分析や時代の流れを見る努力を怠らなかったのは言うまでもありませんが、きっと面と向かった、人と人との肌感覚は、忘れず大切にしてきたように思います。
 
変わる世の中で、目の前に相手がいなくとも成立する現代。
そんな現代だからこそ、直接相手の目を見て、お互いの真剣さを感じる間で、人と人とが向かい合う事も学ぶ必要があり、大切な事のように思います。
 
当然、今のような事態や、業務の効率性、生活の利便性、他すべてにおいて、人間の英知で生み出された情報通信技術は、非常に有意義なものであり、より発展して行くべきである事は間違いありませんが。
 
株式会社本田建設工業
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