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大切なのは結果? それとも・・・
2020-09-11
先日、娘と話をしていると「結果を出さなければならないプレッシャーがある」といったことを言っていました。
娘は中学生ですので、おそらく成績であったり部活動での活躍であったりと、数字や合否で表される、客観的事実によって示される成果ということなのでしょうか。
以前は私も、「結果が重要」そのようなことを言って、自分自身や周りを鼓舞していたのを思い出しました。
しかし、なんだか近頃は、こんな風に思うようになりました。
当然結果は、努力の積み重ねで得られるものですが、それはあくまでも確率論のような気がします。努力すれば成功する確率が上がり、しなければ下がる。
当然、確率を上げる事は大切ですが、同じ努力をしていても、スラスラ結果を出していく人と、どうしても行き詰る人。
中には結果が出ない事に、努力が足りないのでは、と思う方もおられるかもしれませんが、最後の結果の良し悪しは、紙一重、その人の持つ感覚というか、ちょっとしたコツみたいなもので決まる部分も多分にあるような気がいたします。
生まれ持ったものなのか、後天的に学んだものなのかは分かりませんが、その程度ではないでしょうか。
人の生死にかかわる事ならばともかく、その他のやり直しのきく事案においては、大切な事は結果でなく、やはり結果を出そうとする自身の努力の過程が大切であり、その過程を踏める頑張りこそ、社会の中では必要な事のような気がいたします。
当然、立場によっては結果を出し続けなければならない人たちもおられますが、つらつら考えてみるに、一人で生きて行けない人間は、そのちょっとしたコツを備えている人に結果をだしてもらえれば、何も問題のないような気がします。
結果を出せるコツを備えた人も、決して一人では生きて行けないのだから。