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変えてみる・・・だからこそ変わってくる

2020-09-25
現在取り組んでいる現場の一つに、鉄道路線の高架化があります。
当社も、このような公共性のある業務の一端を担う事に、一次下請けという立場でありますが、日々緊張感をもって仕事にあたっております。
 
そんな日々の中、コンクリートを打設(入れる)する前の作業の一つに、鋼棒ストッパーなるものを、1スパンに前後4本ずつの計8本、宙吊りでセットしておく作業があり、当社の主任さんが業務にあたりました。
写真の見た目とは違い、鋼棒は結構重量もあり、尚、セットする位置、宙吊りにしておく高さはミリ単位で細かく、ちょっとした作業でありますが、現場では四苦八苦したようです。ちなみに、セットする方法は、鋼棒をバンドで締め付け、木のプレートを作成しておき、その中にバンドで締め付けた鋼棒を挿入して固定するといったシンプルな方法で臨みました。
そのような作業の中、無事業務完了報告を受けた時、当社の主任さんがこんな事を言っていました。
「鋼棒を止めるバンドが、木のプレートに食い込むため微調整に時間がかかりました」と。
この先も同じ作業が続く為、問題点は解消しておかなければなりませんし、当然主任さんも、次回はもう少し効率良く出来る方法を考えているに違いありません。
ただ、私がこの報告を受けた時、簡単な問題点ではありますが、面白い事例だなと感じた事がありました。
おそらく次回、問題点を解消するために取り組む改善策は、鋭角なバンドを直接使用せず、木のプレートへ係る圧力を減らす為、少しでも断面積の大きなバンドや何かあてがうものを使用するか、もしくは木のプレートに食い込む木の部分を、食い込まぬように補強するか、といったところだと思います。 
 
ただ、そんな事を考えていた時、思いました。二つ改善点があるにも関わらず、
どちらか一つを改善すれば、問題点は解消されるという事に・・・
 
話はそれますが、私が留めている言葉の一つに、
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」といった言葉があります。
社会生活は、人と人とが交わる事において、お互いに様々な問題点が生まれてしまい、軋轢が生じ、物事がうまく進まなくなるような事が起こってしまう時があります。
そして人は、その問題点を他人(相手)に求めてしまいがちではないでしょうか?
しかし相手に問題点を指摘し、相手に改善してもらおうとする事は、ひょっとすると非常に難しく、ひいては問題を複雑化してしまう事もあります。
しかし、自分を見つめ改善する事は、考え様によっては、いとも簡単な事かもしれません。
そうすれば上述したように、自身が一つ改善すれば、上手くいく事はたくさんあるように思います。
当然、「他人と過去は~」の他人の部分は、自分から見れば他人ですが、他人から見ると、これまた自分です。
ベストな問題点の解消方法は、「バンドによる木材プレートへの圧力を軽減させ、木のプレートを補強する」二つ改善する事である事は間違いないと思います。
 
日々、生きていくうえで起こっている事は、全てが繋がっているのかな? と思わずにはいられません。
株式会社本田建設工業
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