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良き「出会い」を大切に 良き「別れ」はもっと大切に
2020-10-30
1か月前、一人の社員が退職を迎えました。その方は、ある会社を定年後、私の方から当社の技術指導として、「もう一度うちで勤めてくれませんか?」と声をかけさせてもらったのですが、当社で71歳の退職を迎えるまで自身の現場を持ち続け、結局最後まで現役で活躍されました。
その方には、技術力だけではなく、「○○力」といわれるような様々な事において、
見習うべき事、学ばせて頂いた事がたくさんありました。
退職した今でも、当社の業務管理の社員などは、個人的なアドレスを教えてもらい、仕事の助言を頂いたりしているようです(^―^* )
私としてはこの方に出会えた事、一緒に仕事ができた事、そして随分先輩にも関わらず馬鹿を言い合えた事など、全てにおいて感謝の念に堪えません。
「一期一会」といった言葉があります。この言葉は、一生に一回の出会いを大切にしなさいとか、度々あう機会のある同じ人でも、その瞬間を大切にしなさいといった意味が込められている言葉だと思います。
人は何かを成そうとする時、必ず他の人の力が必要です。
そして何を成したいと思うかによって、周りの顔ぶれは違うかもしれません。
ひょっとすればその中に、良い出会いもあれば、悪い出会いもある事でしょう。
しかしその出会いは、きっと自分が歩んできた道の必然な事のような気がいたします。
もし悪い出会いがあるのならば、歩んできた道、歩もうとする道を考え直し、軌道修正する必要があるかもしれません。
また、良い出会いがあったのならば、その道を突き進み、その出会いを一生の宝にする努力をしなければならないと思います。
「自分の人生は自分で切り開く」といった勇ましい言葉もありますが、私はそのような事を言える力を残念ながら持ち合わせていません。人生はどのような人たちと共に過ごせ、助けあえるかによって大きく変わるような気がいたします。
幼い頃、電車ごっこをしていたのを思い出します。
体にロープを巻き付け、皆が一列で前進していました。
坂道になると、後ろの人が前の人の背中を押して助けてあげる。
然れども気付けば、前の人が一生懸命進んでロープを引っ張り、後ろの人を助けている。
先頭の人は行き先を決め、しっかりと前に引っ張り進み、みんなが笑える場所にたどり着く。
ひょっとすると、人生もこんな感じかなぁと思います。
しかしそんな電車ごっこは、たくさんの良い出会いがないと、一人ではできません。
これからも、たくさんの出会いと別れが訪れると思います。
良い出会いで長い電車をつくり、別れの時は笑える場所にたどりつき下車をする。
そんな会社を、そして一度限りの人生を、築き歩んでみたいです。
最後に一言。
退職されてから、いかがお過ごしですか?
山遊びがしたいとおっしゃっていましたが、末永く健康で楽しんでください。
それでは・・・また(@^^)/~~~