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アクセルとブレーキ

2020-12-15
政府肝煎り政策「GoToトラベル」の一時停止が表明されました。
コロナ禍において景気浮揚策の一環として、また観光事業者に対して雇用の下支えとして取り組まれてきましたが、今の状況下で継続は難しいと判断されたようです。
 
実は私も、来年長男が就職し、生まれ育った家を離れるということで、最後の思い出として、近場でいいから「GoToトラベル」を使って家族旅行をと、8月頃から計画していましたが、9月の終わり頃からコロナの感染状況の雲行きが怪しくなり始めていましたので、残念ながら早めに家族旅行を諦めた一人です。
 
ただ、私達はやめようか、と言ってしまえばそれまでですが、その仕事に直接従事されている方の心中は複雑だろうと思います。
 
よく経済活動と感染防止対策両立の議論の中で、「アクセルとブレーキ」といった言葉が使われます。政策を推進する方は、アクセルとブレーキを交互に踏んで進んで行かなければならないと言い、反対する人は、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだと言います。
私見ですが、たしかにアクセルとブレーキを交互に踏んで、前に進まなければいけないと思いますが、現状はアクセルとブレーキを同時に踏んでいるように思えていました。
 
ちなみに、この表現が気になったので、誰もいない自社の広いヤードで、アクセルとブレーキを同時に踏んでみると、どうなるのかを試してみました。
すると、車は轟音を響かせるだけで、全く進みませんでした。
続けていると、きっと車が壊れるだけだろうなといった感じです。
結局、前に進まず、車が壊れてしまっては元も子もありません。
 
本来政府も、アクセルとブレーキを同時に踏むつもりではないと思いますが、実際にはそのような見え方をしてしまうということは、やはり今回の判断は致し方のない事なのかもしれません。
切際メリハリをつけた「ハンマー&ダンス」なる言葉もありますが、揺り返しを考えると、ダンスの局面になるようにも思えません。
 
そんなことを考えると、私の営む小さな会社でさえ問題が山積みで結果を出せないことが沢山あるのに、国家として国民の生命財産を守るべき政治家や官僚の職は、本当に大変だなと思ってしまいます。
 
コロナで始まりコロナで終わった2020年。
来年は、早くワクチン接種が始まり、特効薬も出来上がり、
みんなが、まずはかからない、もしかかってしまっても
「俺、先週コロナやったんよ」みたいな感じになれるような日常が、待ち遠しいです。
 
現在、多方面で色々な分野で大変な人たちがたくさんおられます。
早く元の生活が戻ってきて欲しいと願うばかりです。
 
株式会社本田建設工業
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