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まぼろしの「人生楽しんだもん勝ち!」
2021-03-15
先日、中学生の娘に、少年式の課題で取り組んだ「私の将来」についての文集を見せてもらいました。
その文集には、生徒さん達の夢や目標が綴られていました。
うちの娘もその一人で、彼女の将来への姿勢がよく読み取れました。
ただひとつ、私がその文集を読んでいるとき、彼女が口を開きます。
「私の文集のタイトル、先生から再考できないかな?と言われ、考え直したんよ・・・」
というものでした。
最初に付けていたタイトルは「人生楽しんだもん勝ち!」だったそうです。
たしかに、少年式で取り組んでいる「私の将来」をテーマにした文集にして、 そのタイトルはいかがなものか?と思うのは否めません。
先生が出された「再考」・・・
致し方のないものかな…そう思いました。
ただ、将来楽しい人生を送りたいというのは、誰にもある目標だと思います。
彼女は続けて、こう言いました。
私は「人生、楽(らく)して楽しんだもん勝ち」
と、言いたかったわけではないと…
「人生を楽しむために、努力を惜しまず・努力を楽しみ・人と協力しあう」
タイトルを実現するためのプロセス、そういうものを書きたかったそうです。
最初は私も「人生楽しんだもん勝ち!」を聞いて、「あなたらしいねぇ~」と 大笑いしていましたが、最後は「ふ~ん…なるほどねぇ~」と聞き入っていました。
(人に迷惑さえかけなければ、タイトルの注釈なくとも、私的には直球で面白かったのですが)
日常で、人との交わりの中にある、最初の言葉(タイトル)
考えようによれば、いかようにもとれる最初の言葉(タイトル)
最初の言葉は何よりも強く響く分、しっかりと内容を最後まで聞き、
伝える側の気持ちや考えを理解しないと、良いものも埋もれてしまい、
日の目に当たらない事や、誤解で終わってしまう事もたくさんあるだろうなぁ…
と、考える一幕でした。
(この小話は、「まぼろしのタイトル」がテーマに対し品性に欠けていたのが落ちですが)
(*´艸`)