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「SDGs宣言」取り組み中

2021-04-23
「SDGs」最近よく耳にする言葉だと思います。
 
SDGsとは、17の世界的目標、169の達成基準、232の指標
を示す、持続可能な開発のために国連が定める開発目標です。
 
私なりの解釈で平たく説明すると、この地球上で今までどおり
経済活動や生活をする為に、17の世界共通の目標を掲げ、
みんなで目標達成に向け、知恵と汗と資金を出し、
頑張っていこう!というものです。
逆に厳しい言い方をすると、これを達成できなければ、
今後地球上での様々な活動において、継続していくことが難しくなる
との問題提起であるようにも思います。
 
当社も、まだ多くは目標に掲げられませんが、
このSDGsに意義を感じ、会社の方針と重ね合わせ、
17の目標の中から10の目標を選定し、支援していただける金融機関さんと
「SDGs宣言」を出して行く取り組みを行っています
(宣言とは、公に対し表明し有言実行が試される事になります)
 
そのような取り組みの中、書店で興味深い2冊の本を手にしました。
 
一冊は、資本主義社会におけるSDGsを真っ向から否定したもの。
いわゆる今の社会や経済の考え方に否定的な著書。
 
もう一冊は、今の世の中、様々な社会問題が取り上げられてはいるが、
データを基に世界を正しく見る習慣をもつと、
今の世の中「いいね!」と思え、
SDGsが達成される世の中になれば、
さらなる希望がもてると感じさせてくれるもの。
 
いわゆる今の社会や経済の考え方に肯定的な著書。
 
同じ世界(世の中)の事に触れた著書にもかかわらず、
ここまで論調が違うものを立て続けに読み触れると、
いささかストレスを感じてしまう部分もありました。
 
ただ、私見ではありますが、私が出会ったこの2冊の著書の内容、
本質的にはどちらも間違ってはいないという事でした。
 
今後も、さらなる経済成長が前提のSDGsに対し、
脱経済成長を目指す事が、持続可能な社会を生み出し
今の困窮した世の中が良くなる。そこにSDGsが必要なのではない…
SDGsはまやかしだという論調が一方、
もう一方は人間の持つ本能で世の中を感じるのではなく、
データ(数字)が表す客観的なものを見て判断することを意識すると、
今の世の中が豊かに感じ、さらに世界でSDGsのようなものが達成されれば
今後も世界が発展して行き、豊かになって行けると希望のもてるもの。
(当然そのデータ(数字)は意図的に誘導されたものではないものを
読み解く必要がありますが)
 
私が思うに、極端に言えば(言葉の使い方が、良いか悪いか分かりませんが)
楽観論と悲観論のこの2冊。
どちらも本質的に間違っていないとすれば、
悲観論の問題点を少しずつでも解決していく事でのみ、(負に目を背けない)
前に進めるのかな?ということを私なりに感じる機会となりました。
 
今回、「SDGs宣言」へ向けての取り組み中に出会った2冊の書籍。
 
人は何かに取り組むとき、前向きに頑張る事において、
その取り組む内容に成果を上げ「得られるものを得る」
というのは勿論の事、取り組む内容の
「周りに散らばる背景に触れる機会を持つ」ことが、
実は大切であるということを学んだような気がします。
 
とにもかくにも「SDGs宣言」をした暁には、
現在、未来と、この世界にいる人達全てが、受けられるべき恩恵を
平等に受ける事ができ、この世の中が持続可能なものとなるように、
当社も世間から見ると小さな取り組みかもしれませんが、
一生懸命取り組んで行こうと思います。
 
いつの日か、ノアの箱舟とならないように…
 
さいごに・・・
 
書籍は、ついつい自分の好きな論調のものを選びがちですが、
何かを学びたいときは、必ず真逆の論調の書籍をセットで購入するのが
お勧めです。
相対する主張を知れば、論点が明確になり思考が整理されます。
当然イライラすることもありますが、読み終えた後の充実感? 
と、問題意識の蓄積感は格別です (^―^* )
 
 
株式会社本田建設工業
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