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つばめのお家がすずめのお宿
2021-05-28
これは⁉と気づいたのは1か月前。
事務所の側壁に土と藁のようなものを発見。
そう…まさしく、「つばめのお家」新築計画。
許可申請もなく無断で着工されていましたΣ(￣□￣|||)
しかしながら、着工反対運動を起こそうとは・・・
考えませんでした(^―^* )
そう、「つばめのお家」建設は、今の事務所に移転してから私にとって待ち望んでいたものでした。
実は、工務作業所に巣づくりをしていた、つばめの家族がいたのですが、去年、一昨年と姿を現わさなくなっていました。
住み心地が良く、安心な場所に巣をつくると言われているつばめ。
そのつばめが出入りする場所には、一緒に幸せを運んでくれ、縁起が良いとも言われています。
そんなつばめが姿を現さなくなって2年。
実は少し気持ちが落ち込んでいました。
しかしながら、ついに今年、事務所のものすご～く
間近で子育てを見られるような場所に
お家づくりをはじめてくれたのです。
（少し掃除は大変ですが(´；ω；`)）
その後、せっせ、せっせとお家づくりを完成させたつばめ。
さぁ、これから子育てを始めるぞという矢先に、
なっ！なんと、
すずめが、せっせ、せっせとつばめのお家に藁を運んで
きて、乗っ取ってしまいました
我が物顔で、つばめのお家を自分たちのお宿にした
すずめ。
こっ、これは、野鳥界の敵対的Ｍ＆Ａ…
いや、まだ買収なら多少わかりますが、
今回の一件、まさに力を背景にした強奪。
これは、由々しき問題です。
私は、つばめの巣に入れられた藁をのける事に
何度も挑戦したのですが、そのたび、すずめにそれ以上の
藁を運ばれ、強奪計画に屈してしまいました。
せっかく、縁起の良いつばめのお家ができて喜んでいたのですが、なんだか残念でした。
すると、落ち込んでいる私に妻が口を開きます。
「つばめが家をつくり、すずめがその家を欲しがる。
色々な鳥さんが、この場所で過ごしたいと思うのは、
みんなにとって、居心地がいい場所なんだから、とってもいい事じゃない？」との一言。
なるほど！ たしかにそうとも考えられる妻の言葉は、
私が考える「残念」から一転、急に嬉しくなりました。
ものは考えよう。
その事をどう捉えるかは自分次第。
比較的物事をネガティブに捉えてしまう私にとっては
今回の「つばめのお家がすずめのお宿」事件。
良い教訓となったような気がします。
さて来年。
つばめもすずめも同じ野鳥。
お互い色々な主張はありますが、この場所は提供しますので来年は半分ずつ使ってくれたらなと思います。
今年完成したすずめのお宿は残しておいて、
来年新たなつばめのお家が、少し離れたところに建設される
ことを楽しみにしておきます。
お隣さんとして、仲良くしてくれると嬉しい限りです(^―^* )
ち・な・み・に…
すずめは大変縁起が良いらしく、「繁栄と富」の
シンボルだそうです。
・・・・よっしゃ！
