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子供たち
2021-10-15
「ピンポーン」
自宅のインターホンが鳴り扉を開けると、宅配業者さんから
渡されたひとつの小包。
中身は、長男から届いた「長崎カステラ」
仕事で長崎に立ち寄った折、私達家族におくってくれたようでした。
ただ、送り主と送り先の住所を見てみると、両方実家(送り先)の
住所が記されており、新しい住所を覚えていないのか、
面倒くさかったのか、それとも子供気分が抜けないのか、
様々な事を考えながら、気が利くようになった子供の成長を
笑いながら感じていました。
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先日、当社の社員さんと子供たちの事を話す機会がありました。
その社員さんは、子育て奮闘中で、小さな子供たちが成長中です。
そんな彼は、小さく愛くるしい子供たちが、
「今のまま子供でずっといて欲しい」と話していました。
きっと、可愛くてしかたがないのでしょう。
私などは、早く子育て終わらせたい派でしたから、
彼は立派にお父さんをしているのだろうなと思います。
親が子供の成長を喜んだり不安に思ったりするのは、どの時代も
同じです。
ただ、成長する当の子供たちにとっては、今の世の中、どの時代も
同じとは言えないかもしれません。
私のように、団塊の世代を親にもつ世代では、自身が子供の時に
将来の不安を口にする大人は少なかったように思います。
ただ、いつの頃からか今のような将来の不安と背中合わせの時代が
訪れていました。
小さかった子供たちが、希望に胸膨らませ社会に出て行く時、
初めから将来の不安と向き合って行かなければならない
今の若い世代は、可愛そうな気がいたします。
現在、「新しい資本主義」「分配」なる言葉を耳にします。
資本主義によって利益を得た資本家に対し、税制を見直し
社会的弱者、中間層に分配するという事なのでしょうが、
その分配方法は、給付なのか減税なのかよくわかりません。
若い世代を思えば、減税では、もともと所得の低い若い世代は、
恩恵を感じることは少ないでしょう。
それよりも、病院にかかる事の少ない、若い世代の高額な
健康保険料や、受給に不安を感じている年金保険料に
対しての負担の方が気にかかることかもしれません。
気が付けば、やはり多くの若い世代が、各分野で薄く広く分配の
原資となっていくということになってしまっていては、
若い世代の将来に対しての不安は増すばかりかもしれません。
今の子供たちは、自分たちが、今背負われ、やがて背負ってゆく立場と
なるのを、私達の子供時代よりもよく理解しています。
だからこそ、私も良く分からない「分配」の意味や意義やり方を
具体的に教えて頂き、学ぶ必要があるように思います。
さもなくば、子供たち自身もですが、子育て中の親御さんは、
自身の将来に子供の将来と、てんてこ舞いになるかもしれません。
そう思うと、社員さんの言った「子供のままでいて欲しい」という
気持ちは、可愛いだけではなく、子供の将来を憂う親心も
介在するのかなと感じます。
まぁ、純粋に子供たちは、可愛くてしかたがないのですが(^―^* )