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日本語はむずかしい?
2022-02-28
現在、当社の社員さんが土木施工管理技術者の国家試験合格
に向けて奮闘中です。
その社員さんと試験について話していた時の事、
「なるほど…日本語は斯くも誤解を生みやすくむずかしいものだな」
と思った会話の一節を、本日はご紹介したいと思います。
その社員さんは何に取り組むにも真剣で、現場で得るスキル
座学で得るスキル向上にも貪欲に取り組むことができる人物です。
よって、試験に失敗はつきものですが、良き結果に恵まれる
と私は信じています。
そんなところで、私が彼に期待を込めて一言話をした時です。
私・・・「「ほんっとに」合格してくれたら、会社として仕事の
幅も広がり助かるよ!!」
と話し言葉で彼に伝えました。
すると彼が一言。
「「本当に」合格したらじゃなくて、合格するから!」と
少々残念そうに話し返されました。
私としては???
皆さんに私が何をお伝えしたいかというと…
・
・
・
そうです!!
文章で書いてみると良くわかるのですが、
私の話し言葉は
「「ほんっとに(本当に)」合格できたらね」
という意味合いに取れます。
私としては、
「合格してくれたら、「ほんっとに」会社として仕事の
幅も広がり助かるよ!!」
との気持ちを伝えたかったのですが、私の未熟で無意識な会話は、
言葉を前に置くか後ろに置くかという事で、
全く違う意味合いになってしまい、相手に伝えたい
事も正反対になってしまう可能性がある事に気付かず、
ある意味自分の発する日本語の責任を小さく見積もっていました。
今回、二人の会話の中で彼自身の思いと齟齬のある部分には、
すぐに彼は話し返してくれ、私も自分の真意を伝える事を
できましたが、そういつも取り返しがきき、
うまくお互いに納得できるとは限りません。
日本語を通じての人との良き交わりは、意外にむずかしい日本語を
今一度勉強すると共に、何か表現の間違いがあった時でも、
日々お互いに気持ちの良い意思疎通ができる関係を築いておくことが
大切であることを、日本語のむずかしさから教えられました。