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アルコールチェック
2022-04-19
令和4年4月1日から、道路交通法改正により業務前後の
酒気帯びの有無について、アルコール検知器を用いた確認が
各事業者に義務付けられました。
仕事の仕方も業種により様々ですから、確認の仕方も従来の運送業者
に対する確認方法より少し柔軟性を持たせているようですが、
原則アルコール検知器を用いての確認は、今までとは大きな
違いです。
人は体調や体質によりアルコールの残り方に違いもあります。
安全に業務に就く、自分自身を知るといった意味でも、朝の
アルコール検知器での確認は、非常に有意義な事だと思います。
当社も利便性、衛生的にも社員さん一人ひとり専用で使える
チェッカーが良いかと考え、社員全員個別に配りました。
ただ少し、どうだかなぁ…という事もあります。
アルコールチェックは朝だけではなく夕方にも
実施するのですが、私共建設業は一日現場で
みんなと一緒に仕事をします。
運送(車での仕事が主の方)や営業の方達のように、
朝顔を合わせてから夕方まで自分一人が時間を配分し、
一人での業務に携わる方達は、ひょっとすれば途中飲酒を
される方も存在するのかもしれません。
しかしながら、同じところで一緒に仕事をして、
カラカラになった喉を一緒にポカリスエットで潤して、
一緒に業務を終えて帰る社員さんに対し、
「アルコールチェックをお願いします」
というのは、少しばかり抵抗があります。
新たな法律により、アルコールの有無をチェックする側
される側両方に義務が生じているわけですが、
どちらかと言えば、チェックする側の方達の精神的な
負担のほうが大きいように思います。
このような法律も、普通に仕事に向き合っている方達には
業務中に飲酒するなど関係のない事のはずですが、
一部のルールを守れず他人を傷つけてしまう人、
迷惑をかけてしまう人達が存在する事により、
国民全員がその人達の枠組みで一括りのルールに
縛られてしまいます。
とは言っても、だからこそ必要な今回のような新たな法律。
それならば、様々な立場の仕事の人がいるわけですから、
今回のような義務化の理由や意義を、事業者や現場レベルに
丸投げするのではなく、立法に携わる人たちはもう少し
国民全体に周知や説明をしてくれると、事業者やアルコールチェック
担当の社員さん達もやりやすいのになぁ…と感じます。