本文へ移動

スタッフブログ

ブログ

疑問に思う調査方法

2023-06-19
先日、突然携帯電話に内閣世論調査のアンケート
なるものがかかってきました。
あらかじめ用意された質問に、プッシュボタンで
回答していくといったものです。
 
一瞬、電話を切ろうと思ったのですが、事務所で椅子
に座り、ちょうど仕事も一区切りついたこともあり、
最後まで聞いて、回答してみようと思いました。
 
一通り回答が終わり電話を切ったのですが、
回答時間4分27秒、電話を受けた時間は
平日の14:48分でした。
 
要した時間に、かかってくる時間帯。
 
仕事で車に乗っている人、大事な会議前、
現場で集中して業務に携わっている人など、
他様々日中は手一杯の時間を
過ごしている人たちにとって、そもそも回答できる
ものなのか?と感じました。
 
そんな事を思っていた矢先、新聞に別の世論調査の
結果を公表していました。

この調査方法は、休日に実施してくれていましたが、
固定電話の応答525件に422人=80.3%の回答率。
携帯電話の応答2469件に622人=25.1%の回答率。
 
何かムズムズするこの結果。
 
昨今、固定電話を常設する世代としない世代。
 
このような調査に時間をさき、しっかり回答しようと
思う人と思わない人。
 
統計的に見れば、全国の有権者を母集団とし、
標本枠と呼ばれる母集団全員のリストからランダムに
無作為抽出を実施。
 
統計学に基づいた一定数の回答を得る事ができれば、
問題なく公表でき得る結果といった事なのかもしれませんが、私が疑問に思いムズムズするのは、
前述した日中の調査のあり方や、固定電話の回答率と
携帯電話の回答率の大きな違い。
 
当然、携帯電話は外出している割合が多く
回答率が少ないという事だと思いますが、
回答していただける層が、似通った世代に
集中している可能性も否定できないのでは?
ということです。
 
80.3%=25.1%の層だとすると、一定の層に回答が偏り
母集団は全国の有権者である定義が崩れて行ってしまいます。
 
情報社会に生きる私たちは、情報過多により様々な
情報を得て、そのまま納得するはずです。
 
私は統計においては、必ず調査の方法には目をやります。
 
当然意図的に情報を操作しようとするのは問題外
ですが、真摯に取り組む統計においても、少なからず
何らかの傾向は見えてきます。
 
その見立ての正否にまで行きつく事はできませんが
自分なりの判断材料にはなります。
 
世の中には、〇〇率、〇〇値、平均○○など
他から示される数的情報があふれています。
 
多くの情報というものは、他人から示されるものです。
その多くの情報に特段嘘はないように思います。
 
ただし大切なのは、その情報の前提だろうと思います。
 
自身が受け取った情報に、何かムズムズする時は、
調査の方法や出典元にまでさかのぼり、自身の解釈で
理解してみることも、楽しいと思います。
 
自身の見立てにより導かれた解釈が正しいか否か
も大切ですが、得た情報を、上から下から斜めから見定め
自身の判断材料にして行く力を養う事が、
現代の情報社会にとっては大切な事のように思います。
 
株式会社本田建設工業
〒799-2652
愛媛県松山市福角町786番地
TEL.089-994-8891
FAX.089-994-8892
TOPへ戻る