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「ぶらり」とある休日
2023-07-24
7月の連休。
以前から一度訪れてみたいと思っていた
徳島県の大塚国際美術館へ行って参りました。
陶板複製画という特殊な技術により、国内では
目にすることのできない作品を、手に取る事の
できる位置で鑑賞できる美術館には圧倒されました。
特に、入場してから長いエスカレータで上りつき
最初に目にする、システィーナ・ホールに展示される
ミケランジェロの代表作「最後の審判」は荘厳です。
余談ではありますが、数年前NHKの紅白歌合戦で、
米津玄師さんが中継により歌を披露してくれた
場所でもあります。
後世に残る芸術作品には、その時代の世相が強く反映
されているといいますが、私自身宗教に対してまったく
の無知にもかかわらず、キリスト教で重要とされる教義
「最後の審判」を視覚から取り入れる事のできる
この場所では、思わず息を飲みました。
その後もたくさんの作品を目にし、その時代の背景
なども感じながら鑑賞することができたのですが、
あまりにも美術館は広く作品の数も膨大なため、
芸術文化には程遠い私ども家族、最後には
「出口はまだかなぁ」と、口にしていました(´;ω;`)
美術館を出た後、さらに足を延ばし淡路島の
「花さじき」という場所を訪れてみました。
ここは、明石海峡大橋のすぐ傍、眼下には
大阪湾を一望できる高台で、神戸・大阪・和歌山
と続く陸路を、手につかめそうな感覚で望む事が
できます。
神戸や大阪は、遠くから見ても賑わいや繁栄を感じる
事ができる街並みでした。
昨今交通網も発達し、愛媛県からでも数時間で
どこへでも行ける時代ですが、近くなった距離感にも
関わらず、不思議と遠き遠くの街に感じられます。
今の時代、インターネットを使えば、見たいものを
見ることができ、グーグルマップで遠く他の国の
路地裏にさえ入る事ができてしまいます。
ただ、やはり自身の目で見て、そこに漂う空気感を
間近に感じる事とは雲泥の差があるように思います。
私たちは「学習する」という事に対し、「勉強」を
思い浮かべます。
ただ私も含め、「勉強」は嫌いだという人もいます。
そういう時は、何かに対し、実際に五感で感じ
「勉強」せずとも「学び」を得てゆく事もできます。
何かを実際に五感で感じれば、楽しかったという
思い出だけではなく、日常でやるべきことがうっすら
浮かび上がり、様々なことの気付きのきっかけとなります。
日常では得られない、何かを得るための休日。
休日は、身体を休めるだけではなく、思い出を
作りながら、何かに「触れ」「感じ」「行動に移す」
英気を養うためにも重要な事だと思います。
会社を預かる私としては、休日の大切さを感じながら
帰路につく「ぶらり」休日でした。