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2024年大河ドラマ 「光る君へ」

2024-02-16
本年も楽しみにしている日曜日の午後8時。
2024年の大河ドラマ「光る君へ」
 
舞台は平安時代中期。
源氏物語の作者、紫式部を主人公とし、
当時の貴族社会を描いた物語です。
 
昨年の「どうする家康」の舞台であった安土桃山時代
からさかのぼる事600年前という事で、さながら
2段階過去にタイムスリップしたような感覚で
楽しんでおります。
 
本作もう一人のキーマンである藤原道長は、1016年
摂政となり、政治の中心に身を置き、世は摂関政治の全盛期を迎えるのですが、その道長の若かりし頃と、同じく若かりし紫式部が、上級貴族の道長、下級貴族の紫式部といった身分の違いがありながら、お互い惹かれあっているかのような筋立ては「韓国の恋愛ドラマか!!」といった感じで、近年にはない大河ドラマの構成です。
 
ただ、今後起こる史実とされるものは、平安貴族たちの
権力闘争の歴史であり、その歴史と源氏物語、
そして紫式部、藤原道長二人の生涯を、フィクションとしてどう紡いでゆくのか、今後の展開を非常に楽しみにしております。
 
さてこの時代より、日本にとっては大きな転換期を迎えます。
 
政治が天皇から貴族へ、更には鎌倉幕府が成立する約180年後に至っては武士へと、力のあるものが為政者となる始まりの時代でした。
 
それは、力とは何なのかを問われる時代の始まりです。
 
今の世を生きる私たちからすると、国民が政治家を
選び、議員内閣制により議員の中から国会の議決で
総理大臣が決まるといった民主的なプロセスは一切なく
時代時代に必要とされる力のみで奪い取る。
今で考えると、日本も凄まじい時代を経てきている事に
改めて驚きを感じます。
 
ただその中で、本作にも登場する万世一系、世界一長い歴史を誇る皇室。今なお、日本国そして国民統合の象徴である天皇を尊ぶ日本は、他の国と隔する、文化や歴史を大切にする国民性であることがうかがえます。
 
昨今、日本は時代遅れであるといわれることが
多々ありますが、たしかに日本人は、歴史を重んじ
過去を大切にし、少々慎重になりすぎる
ところもあり、時代の転換期、いつも時代遅れの状態から周りを見ていたように思います。
 
ただそれは、悪いことではなく、日本人の良いところであり踏ん張った時間が長い分、飛び上がるスピードは、いつの時代も他を圧倒するものでした。
 
「光る君へ」の舞台、平安時代。
 
国の転換期ともとらえられ、他を圧倒するような
日本の文化が花開き、「栄える」という言葉を使うに至った経緯も含め、日本人の原点を垣間見られる本作。
 
複雑な平安時代の歴史を紐解き、
恋愛ドラマ仕立ての作風も楽しみながら、
本年も年の瀬まで頑張ろうと思います。
 
さて私・・・
個人的にタイトルの「光る君へ」は、
紫式部、藤原道長、どちらがどちらに送るメッセージ
なのかが、気になってしょうがありません。
(どっちでもいいだろ!の声がたくさん聞こえてきそうですが・・・)
 
2024年も終わる頃・・・
最終回を楽しみにしたいと思います。
 
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