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2024年「こどもの日」に考える
2024-05-07
2024年の大型連休。
今となっては、コロナウイルスの脅威は
何だったのかと思わずにはいられません。
本年の暦は、3日休日3日平日4日休日という
暦だったこともあり、有給休暇を上手く使い、
10連休を取得し、ゆっくりと過ごされた方も
おられたのではないでしょうか。
私自身といえば、こどもたちの学校は暦通りと
いう事で、帰省の日程が中途半端になる次男は
帰省を見送り、長男は仕事の調整がつかず、
帰省できなかった事なども重なり、
特に何をしたわけでもなく、
3・3・4日の連休・出勤・連休を普段より幾分
のんびり過ごせた、連休でした。
さて、その連休最後の祝日は「こどもの日」ですが、
その日、新聞の紙面で、ある記事が目にとまりました。
その内容は、漢字表記の「子供」の「供」は、
つき従うという意味があり、大人に従属している
ような表記は好ましくないのではないか?という
問題提起も含まれたような記事です。
たしかに漢字の成り立ちから考えると、良い言葉
ではないと私も感じます。
もともと「ども」は「こ」につけることで、複数を
表していたようですが、
現在では「こ(子)ども(供)」で単数の意味として
日常に使用されるようになったそうです。
ならば単数漢字表記なら「共に過ごす」という
意味合いで「子共」がしっくりくるのか?と
新聞を見ながら自問自答したのですが、
ふと我を振り返った時、
2024年の「こどもの日」は、我が家にいた3人の
こどものうち、娘一人としか過ごす事ができませんでした。
月日が流れると、「こども」とて「共に過ごす」ことが
できなくなる事を少しずつ実感するようになった今では、「共に歩む」といった漢字の成り立ちも難しいのかなと考えてしまいます。
2024年のお正月。
長男と次男が打ちっぱなしゴルフをやってみたい
と言い出し、義父が田舎の敷地に、ゴルフの練習が
できる打ちっぱなしのゲージを、2月より少しずつ作り
始めていました。
5月の連休にこどもたちが揃った時、
孫の喜んだ顔が見たかったようです。
中々本格的に作り上げ、私はびっくりしたのですが
「こどもの日」そのゲージで遊んだのは、
長女一人でした。
あと数年で、我が家の「こども」たちは、順番に
「おとな」となり、手が離れます。
2024年「こどもの日」
「こども」と「共」に歩めるのは、一生において
少しの時と思い知らされます。
「供」に従わせることなど、大切な少しの時において
皆無に等しいと感じざる負えません。
こどもさんへの向き合い方は、十人十色、
様々な向き合い方があるかと思います。
また、こどもさんも、親御さんとの向き合い方
に変化を感じる時が、いずれ訪れるかと思います。
私もあらためて「おとな」になってゆく「こども」に
どう向き合う事が大切なのかを考える事のできた、
「こどもの日」ならぬ「おとなの日」でした。