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優良事業場表彰
2024-07-02
先日、株式会社大林組四国支店様の
労働災害防止大会が執り行われました。
建設業に従事する私たちにとって、年に一度の
本大会は、元請け企業様から発信される労働災害
撲滅に向けた決意表明を拝聴し、それに向けた
具体的な方策を示していただける場であり、
私たち協力業者側からも、方策を実行する意思表明を
示す場でもあるこの日は、多くの人が竣工に
向け一つの現場で働く私たちにとって、関係者が
一堂に会する、非常に大切な行事のひとつです。
当社も大林組様の現場で作業をする協力会社の一社
として出席させていただいていたのですが、
大会の一環で賞する、数多くの大林組協力会社様の
中から数社選出していただける優良事業場表彰で、
本年、当社を表彰していただきました。
スーパーゼネコンといわれる大林組様から
多角的な視点で、優良な事業場(会社)である
と評価をいただいたことは、大変な誉れであり、
今後この賞に恥じないような仕事に取り組む
決意と共に、当社を推薦していただいた方々の
期待を失望に変えないようにと、身が引き締まる
思いです。
そして何より、この賞は個人を表彰するものではなく
会社を表彰するものであり、表彰に至っては、当社で
いつも頑張ってくれている、本田建設工業一同の
業務に対する意識と努力の賜物であり、その社員さん
たちと一緒に仕事ができることが、私にとって
何よりの喜びを感じる日となりました。
さて、この度の表彰は、「評価」というものを
いただけたこその結果でありますが、
資本主義社会の中で生きている我々は、
常に何らかの競争にさらされています。
そして、この評価こそが、市場においての
競争の源となり、よりよい評価を廻りから
いただけるように頑張っています。
そして、この評価というものは、評価する側の
主観が入ります。
評定のように、基準に基づいた数値などの評価で
客観的な要素が強いものと違い、評価する人にとり
良いものか否かで、評価というものはわかれます。
昨今、人事評価などは、主観が入らないような目標値
などの数字を貴重にし、客観的なもので平等性を保とう
とするものが主流となっております。
成果主義というものでしょうか。
ただ、当然目に見える数字(結果)程、全員を納得
させる評価の方法はないかと思いますが、
今回当社が拝受させていただいた表彰のように、
目に見える数字よりも、当社を推薦していただいた
方々の、
「この会社の仕事の進めぶりは、安心できるな」とか
「今後もっと頑張って飛躍してほしいな」など、
いろいろな気持ちが混じりあっているものだとすれば、
主観で評価することも、日本の古き良き伝統のような
気がいたします。
本会の講演で「戦国武将に学ぶ」といった
織田信長流の評価の仕方にスポットをあてた講演が
ありました。
戦国時代における織田信長の信賞必罰、論功行賞の
行い方など、人材登用には特に長けていたと語られて
いる織田信長ですが、その信長が、天下人の階段を上る
ターニングポイントとなった桶狭間の戦いでの
勝利に至るその戦いにおいて、一番評価された
のは、今川軍の本体の場所を信長に知らせた簗田政綱
というお話でした。
成果主義であれば、敵の大将首を取った者のような
気がいたしますが、この戦いの要となった情報を
一番手柄にするあたりは、信長ならではだと思います。
物事には、結果に至るプロセスがあります。
信長のお話は、当然結果までたどりついたから
こそのお話でありますが、プロセスなしに
結果まで到達しませんし、プロセスにこそ
結果に至る重要な要因があります。
そのプロセスを評価するしないは、評価者の
主観となりますが、日々私たちは多くの人たちの
個別にある正解を見つけるために汗を流しています。
正直、がむしゃらな当社は、この度何を評価
していただき、表彰いただいたのかわかりませんが、
一生懸命やっているプロセスが認められたのであれば、
こんなにもわかりやすい評価のされ方はありません。
大きな会社でもなく、特別な技術があるわけでも
ない当社が、「一生懸命」に現場で取り組んでいる
といったことが認められたのであれば、
この先も何をすべきかという事が、
はっきりと見えてきた表彰だったように思います。
この度の表彰、誠にありがとうございました!