本文へ移動

スタッフブログ

ブログ

手相占いから考える未来の必然性

2025-02-17
先日、娘とテレビを見ていると、有名な手相占いの
方が出演されており、依頼者の手相を見ながら
その方の今後を占っておりました。
 
娘曰く、一度手相をみてもらい、人生占いをして
もらうと、次に占ってもらう必要がなくなるから、
「リピーターを増やすお仕事ではないよね」と
継続性の有無について、娘が口にしました。
 
私は、娘のドライな考えに頷くとともに、
反面、占いは人生相談の意味合いや、
手相も日々変わって来るものだから、
人生のターニングポイントなどで、
信頼する占い師さんに、手相占いを通して
アドバイスが時折欲しいという需要もあるのでは
ないのかなぁ?と、何気に話し返しました。
 
ただ、ふと思います。
手相が変われば未来も変わるのであれば
年輪のように刻まれる手のひらの相は、
日々刻々と姿を変えます。
 
変わるとすれば、手相を見てもらった瞬間より
別の未来が待ち受ける事になります。
 
ただ、その変化も現在から未来への占いに含まれる
のなら、やはり未来は必然なのか?と何気ない疑問に
さいなまれます。
 
日々私たちは、訪れていないことに不安を感じ
本来であれば今やるべき大切なことを、
自身の勝手な想像で作り出される未来の不安を
解消するために、多くの労力や気苦労を費やして
いるのではないでしょうか。
 
おそらく人が占いに興味を抱くのも、まだ見ぬ未来
に過剰な不安があるからなのかと思います。
 
人生「行き当たりばったり」を肯定するわけでは
ありませんが、人間の行動などは、ほとんどが
「行き当たりばったり」の連続のような気がします。
 
コーヒーの入ったコーヒーカップを手にすれば、
1秒後には「行き当たりばったり」で
口にコーヒーを含む。
無意識なその行動は必然。
 
1秒後の未来(必然)が決まっているのであれば、
おのずと30年後の未来も決まっているのか?
と考えを膨らませてしまいます。
 
1秒と30年という時間軸の長短があるだけで
1秒+1秒+1秒・・・
の必然性の積み重ねによって未来は構成されて
いるからです。
 
当然その積み重ねの時間の中に、その人の持つ
努力の時間や、対人との関係、そして培われた思考
などが蓄積され、その人の一生が決まるのでは
ありますが、それもただ単に必然性の連続で未来に
たどり着くものだとすれば、未来という概念は、
突き詰めるところ現在なのか?と私の思考では
帰結してしまいます。
 
少しややこしくなりましたが、誰しもがもつ
未来への不安ではありますが、とどのつまり
未来などとありもしない現実に、過度な不安に
追いやられ、大切なこの現在までも不安に陥る
必要はないという、手相占いから興味を抱いた
私の貧弱な「未来」に対する持論でした<(_ _)>
 
株式会社本田建設工業
〒799-2652
愛媛県松山市福角町786番地
TEL.089-994-8891
FAX.089-994-8892
TOPへ戻る