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無許可?許可済み?さてはて?

2025-06-09
さて6月。
 
高校を卒業した長女も、新たな生活スタイルが
芽生え始めた今日この頃。
 
それに伴い私たち夫婦も、なんとなく新たな
ライフスタイルが出来上がってきたのですが、
息子たち男子2名が家にいないこともあり、
二人の女子に、男子である父一人というのは、
どうにも肩身の狭い毎日を過ごしております。
 
長女に至っては、父である私をさしおき
傍若無人、家の主のようなふるまいの日々。
 
先日も、私が気に入って購入した、
まだ「ワンプッシュ」しか使用していない
ヘアースプレーを、半年ぶりに
使ってみようかなぁ~と、プッシュして
みると・・・「すーすースー⤵」と、残された
ガスのみが悲しい音をたてる始末。
 
そうなんです!
 
長女が私のヘアースプレーを、許可もなく
勝手につかっていたのです。
 
そのことを問いただすと、
「あれぇ~?私の為に買ってくれてたのと違うん?」
などと、「そんなわけないやろ!」みたいなことを
平気で言う長女。
本当に、「無許可でつかうな!」といったところです。
 
 
 
さてさて話は変わり先日、年金改革関連法案が
衆議院を通過しました。
 
主な内容は、
厚生年金の加入拡大。
高所得者の厚生年金保険料の引き上げ。
働く高齢者の給付拡充。
そして、基礎年金の底上げ・・・
 
特に基礎年金の底上げは重要な議論でした。
 
ただその引き上げの原資をどうするかに
紆余曲折があったのですが、盛り込まれた
内容は「厚生年金の積立金」の活用です。
(文言は活用といった言葉ですが、実際は流用?・・・)
 
厚生年金の積立金は、
会社で働く人たちが収めたものと、その働く会社が、
頑張ってくれている社員さんたち特定の個人へ、
厚生年金の掛け金を福利費として半分拠出し、
社員さんたちの将来の為に拠出する、
言わば保険の積立金です。
 
基礎年金部分にあたる国民年金保険の
受給額の問題については、
 
負担額と受給額のバランスの問題…
年金を掛けてこなかった問題…
また何かしらの理由で掛けられなかった問題…
 
などの問題解決については、制度に対し大いに議論
や改革は必要ですが、会社に勤める人とその会社
2者で義務を果たし、勤め上げた個人のみが受給の
権利が得られる厚生年金の積立金を、他のものに
活用?流用?するのは、正しい選択なのかと
考えてしまいます。
 
厚生年金の負担と受給にも様々な意見がありますが
私自身、いち経営者として思うに、よく社会保険
(厚生年金・健康保険)を働く人たちが払わなくて
よいスキームをつくり、働く人たちの手取り額が
増えますなどの甘言があったりすることを見聞
しますが、もし私が雇用される側であれば、
その提案をしてくる会社で勤める事に慎重になるでしょう。
(事情は様々・・・あくまでも私見です<(_ _)>)
 
なぜならば、
会社にとって社会保険などの負担は大きく
それを回避するスキームを提案されることは、
実は会社側にとっての利であり、結果、
年金受給を迎える頃には、働く人たちの損であったと
なる場合が多いからです。
 
当然婚姻していれば、どちらかの扶養となったほうが、
得である損であるといった議論もありますが、
損得だけに話を終わらすのではなく、
いいかえれば、
厚生年金を会社と共に払い続けた人たちは、
利を得られる権利を持つ個人だということです。
 
その特定の権利(会社勤めした人が会社と共に用意した具材)を、今となって一つのどんぶりに入れ、混ぜご飯にして皆にふるまうというのは、はたして正解なのか?と疑問に思います。
 
ただこのような問題には、多くの議論や意見が必要です。
 
賦課方式(働く世代が負担する仕送り)である年金の仕み。
今後、その仕組みの根底を揺るがす生産年齢人口の減少も待ったなしです。
 
今後私たち国民も、正解はないこの世の中で、
最適解を考えて行かなければならない時代に
なっていくんだろうなぁと思う次第です。
 
 
株式会社本田建設工業
〒799-2652
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