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先日、ある大学の工事に一区切りつけることが出来ました。昨年の入学式から、今年の卒業式まで、一年にも渡りましたが、設計施工の竹中工務店さんのこだわりもあり、大変良いものに仕上がりました。とはいえまだ完全には終わってないのですが、卒業式にメイン通路となる、エントランスに向けての大きな階段だけは、完全に仕上げてほしいということで、こだわりのある階段を、四苦八苦しながらなんとか間に合わすことができました^^

 

さて卒業というのは、誰しもが通る道だと思います。私もずいぶん前に通り過ぎ、友人達と別々の道を歩み始めたのを覚えています。当時、勉強もたいしてしていなかった私は、在学中、学生生活にあまり意義が感じられなかったのですが、今思うと、腹を抱えて純粋に大笑いしたり、友人たちと思いっきり遊んだりできるのは、あの時代だけだったような気がします。

今でも楽しかったり嬉しかったりすることはたくさんありますが、学生時代とは、少し違う感覚であろうと思います。

 

卒業して社会人になると、新しい人間関係が始まり、学生時代の友人とは少し疎遠になりがちの人は多いのではないでしょうか？かく言う私もそうでしたが、学生生活に終わりを告げ約四半世紀、今、周りを見渡してみると、何とも学生時代の友人たちに助けられていることが多い事多いこと(^―^* )この年齢になると、皆さん、様々な分野で活躍しています。お互いが今自分の得意としている分野で、協力し合い助け合う、そこには何故か損や得もない、不思議な人間関係があるのが、学生時代の友人のような気がします。

 

卒業とは、学校の全過程を学び終える事を意味します。学業としては、一区切りかもしれませんが、時がたち、社会人として一人前になった時、学業とは違う場面、そして違った環境で、お互い切磋琢磨し、共に協力し成長できるステージが待っているのが学友です。

 

卒業を迎えられる学生さんには、たまたま同じ校舎で学生時代を過ごすことのできた、不思議な縁をもった友人たちを大切にし、新たなステージで頑張っていただきたいです。

 

ご卒業おめでとうございます。