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判断するために必要なこと
最近、自衛隊の見学にはまり、陸自の演習や海自の船の見学などに足を運んでおります。
統率された部隊の迫力や、ハイテク化された機器装備には圧倒されますが、それらを若い隊員が扱う姿には、なんだか頼もしさを覚えます。
さてそんな中、今この国では憲法9条を見直す、憲法改正の議論が行われています。
政権与党が衆参2/3以上の議席を確保していき、与党内をまとめることが出来るのなら、
私たちは、いずれ国民投票で憲法改正について自分の意思を投じるようになるかもしれません。
では、この憲法改正の判断、安倍首相の言う9条1項2項を維持し、あえて自衛隊を明記する意味であるとか、野党の言う、改憲後に考えられる過度に誇張した不安要素ばかりを聞いて、本当に判断できるようなことでしょうか?
少し話はそれますが、人はどこかに出かけるとき、道順を決めるだけで、実は脳に相当負担をかけ、気付かないうちに疲労しているようです。
それは、これまで何気に通った道を情報や知識として脳に蓄え、その蓄積されたものを瞬時に脳のメモリーから引き出し、最短のルートを考えるという、まさにハイテクな処理が、道を決める判断というものに現れているからです。
さしずめ簡単な作業でもパソコンが熱くなるようなものでしょうか。
しかしこの判断、当然、事前に膨大な「情報・知識・経験」がなければ、正確な判断はできませんし、考える事すらできません。
そしてこの憲法改正の問題、私たちに必要なのは決断ではなく、判断であると思います。
憲法改正のような大きな議論においては、やはり私たちに、正確な情報や知識を与えて頂き、
「得られるもの、失うもの、変わらないもの」をはっきりと明示してもらい、私たち国民一人一人が内容を判断し、意思表示に望むことが大切に思います。
ただ、この問題に関しては、判断に一番大切な経験というものはありませんが・・・
それでもこの判断、今まさに国防を担っている自衛官の方達への、敬意であり、メッセージのような気がします。
しかしながらこの判断、脳は相当つかれるでしょうが(^―^* )