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どちて坊や
2019-10-21
以前、家を片付けていると、一休さんのDVDが出てきました。子供たちが小さいころよく見ていたDVDです。私自身も子供時代、夕方放送されていた一休さんを見て過ごしました。そんな一休さんに、老若男女一度は触れられた方も多いのではないでしょうか?
軽快なとんちでいろいろな問題を解決していく一休さんに「お~」と思った方も多いはずです。
しかし、そんな一休さんでも、明快な答えを出せない相手がいました。
その名は「どちて坊や」です。
物事に対して際限なく「どちて?じゃあそれは、どちて?」と質問攻めで、一休さんを困らせていました。
昔は、テレビを見ていて「なんなんだこの子は」と子供心に思っていたのを記憶していますが、今ではなぜか私自身、色々な事に「どうして?それはどうして?」と自問自答することが多くなりました。
しかし今現在「どうしておじさん」である私が、自分自身「そういう事だ!」と行きつく答えを見つける事には、知識も経験も発想も、何もかも足りず、日々頭痛の種になっています。
皆さんはいかがでしょうか?一つの事柄に対して「どうして?」次に「それはどうして?」と考えた時、何個目ぐらいで答えにたどり着けますか?
それとも、一休さんが困った「どちて?どちて?」、本質の答えにたどり着くのは難しいでしょうか?
シンプルに物事を考える現代。 ひょっとすれば、深く考えること自体に意味が無い事なのかもしれません。しかし、深くだろうと浅くだろうと、人間だけが、本能よりも、考える事に重きを置くことが出来るとすれば、考えるという事自体に興味を持ち続けてみるのも大切なような気がします。
時々、自分の中にある「どちて坊や」と、とことん問答するのも良いのではないでしょうか(^―^* )