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知る知らず 分かる分からず
2019-11-11
ラグビーワールドカップ2019、大熱狂の内に南アフリカ優勝で幕を下ろしたのは、記憶に新しいと思います。私自身、元々ラグビーは詳しくはなかったのですが、それでもルールくらいは知っていると、ラグビーの表面だけを見て勝手に思い込んでいました。
しかしながら期間中、当社の専務とラグビーの話をしていると、何気に専務が「ラグビーのルールを覚えたらもっと面白くなる」と語り始めたので、私にしたら「えっ、ラグビーのルールーって難しいの?」という感じで、本来複雑なラグビーのルールという事さえ、知らずにいたことに驚きと恥ずかしさを同時に感じる一幕がありました。
皆さんはいかがですか?
日々の生活、仕事の中で、「知っている、分かっている」と思っていたことが、実は
「知らず、分からず」だったことが。
しかし、まだその事に気づけば良いのですが、今現在「知っている、分かっている」と思い込んでいる事も、ひょっとしたらあるのではないでしょうか。
かく言う私は、きっと多分にあるような気がしてなりません( ̄0 ̄)/
ソクラテスの概念に「無知の知」という言葉があります。
「知らぬことを自覚する」という意味ですが、ソクラテスは、世の識者に対し、「知らないことを知っていると思い込んでいる人より、知らないことを知らないと分かっている点で私はこの人より知恵者だ」と語ったといいます。
簡単なようで難しい表現なので、私に真意は分かりかねますが、この言葉を自分なりの教訓にさせてもらうと、
「分からないことは恥ずべきことではない。分かったと思い込んで、分からずにしておくことは何の役にも立たない。分かったと思っている中にある、分からないことを見つけ出した時こそ、進歩の現れかもしれない。分からないことを見つける作業は、分かるようになるより、難しいかもしれない。」・・・
何事も、分かったと「思ってしまった時」からが、本当の第一歩、大切なような気がします。