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動かぬ自転車

2020-04-20
子供たちが学校に通わなくなってから随分の日がたちました。
我が家の子供たちも自宅待機が続き、通学に使う自転車が、長い間動かぬままとなっています。
 
今まで子供たちが何も考えず、当たり前のように有していた教育を受ける権利。
そして大人たちが負う、子供たちに教育を受けさせる義務。
そのどちらもが崩れてきているように感じます。
 
今のような非常事態。致し方ないのは当然かもしれません。
しかし、このまま終息に時間がかかり今のような状況が続けば、子供たちにとっては、教育を受ける機会が失われたままとなってしまう気がいたします。
 
ひょっとすれば子供たち自身は、周りも同じ状況の中、教育を受ける機会が失われている事をあまり深く感じていないかもしれません。
しかし、このまま社会に出て行く事になると、その社会にいる大人たちは、当たり前に教育を受ける権利を有した中、当たり前に学び、その後、社会で活躍している人ばかりです。
その中で働いて行くという事は、最初からハンデを背負って社会に出て行く事と同じになってしまいます。
 
社会に出てからも学ぶ事は出来ますが、やはり学生時代に学ぶべき事と、社会に出てから学ぶべき事は、似て非なるものであるように思います。
 
この時代に学ぶべきはずだった大切な時間を、これからどういう風に取り返していくのか。それとも、このまま子供たちにハンデを背負わせたまま、社会に出ていってもらうのか。
 
大人たちは、真剣に考える必要があるように思います。
 
子供たちが将来、自分の歩みを振り返った時に、今回の事が、今の大人たちが経験できなかった事を「乗り越えられた世代だ」と自信を持って言えるようになればと思います。
 
株式会社本田建設工業
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