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夏の終わり
2021-09-03
まだまだ暑い9月。
ただ、夜の散歩をしていると随分涼しさを感じ、
これから訪れようとする秋の気配を感じます。
そんな季節にぴったりな曲が、最近よくラジオで流れています。
井上陽水さんの名曲「少年時代」
この曲を聴くと、少年時代に過ごした楽しかった夏の
思い出と、その夏が終わり過去となって行く寂しさの
情景を、思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ただこの名曲の歌詞、実は意味のある言葉ではなく
井上陽水さんのつくり出した、造語でまとめられて
いるそうです。
一つひとつの歌詞を深読みし、造語の意味を自分なりに解釈して、伝えたい言葉として理解することもできるかもしれませんが、きっと多くの人は、歌詞の意味に入り込むのではなく、「何となく」何とも言えない耳に残るフレーズや響きに引き込まれて行くのだろうと思います。
大人になり仕事をしていると、物事の起承転結や意味のある行動を考えながら日々過ごすことが当たり前になって行く中、きっちりと型にはめなくても、「何となく」を上手く表現できれば物事を理解でき前に進んで行けるという事を、教えてもらっているような気がします。
今思い出すと、全てを「何となく」で解釈し
結論を導き出していた「少年時代」
忘れかけていた「何となく」で結果を出して行く事も、
大人になった今、時には必要なのかなと思わせてくれます。
夏の終わりは、うっすら記憶に残る「少年時代」に
思い耽る季節です。