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子離れ
2023-03-31
桜舞い散るこの季節。
様々な場面で新たな生活が始まります。
特に、入社・入学といった人生の新たなステップ
を踏む若い人たちにとっては、希望に満ち溢れた
胸躍る季節でしょう。
ただ、その若人を子供に持つ親御さんにとっては、
少し寂しい季節かもしれません。
年代的に、私の周りには子育て世代の方が
多数おられます。
そのような事もあり、春の陽気にぴったりな
ご子息ご息女のおめでたいお話を、たくさんの
親御さんから聞かせて頂く機会があります。
努力が報われ、希望の大学に入学できる事。
やりたかった仕事で働くようになった事。
コロナも収まり、なんと海外留学をするといった事など、
その他たくさん十人十色な門出を、親御さん達は、
喜び安堵されているようです。
しかしその反面、長い間同じ屋根の下で一緒に
暮らした子供たちが、家を離れてしまう事の
寂しさを、親として一様に隠すことは出来ない
ようにも見えました。
親離れ子離れ。
生ある親子に、いつか訪れるこの言葉。
ただ我々人間は、他の生き物より少々子離れが
苦手なような気がいたします。
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我が家の次男も新しい生活が始まります。
長男を見送ったときに投函した「俳句ポスト」
同じように次男を見送る日、自身の気持ちをしたため
投函しました。
子の姿
大きしなれや
離る背よ
「親は、大きくなった子供を見ても、本当に大きく
なったのだろうか?(大人になったのか)と心配する。
親元から離れる日、見送る背中が遠のき小さくなるにつれ、
幼き小さな子供時代ばかり思い浮かべてしまう。」
といった気持ちです。
子供たちには、親が安心して子離れできるように
しっかりとした道を歩んでもらいたいものです。