本文へ移動

スタッフブログ

ブログ

令和6年 最後のご挨拶

2024-12-23
本年も、関係者の皆様方には格別のご厚情を
賜りましたこと、心よりお礼申し上げます。
 
令和6年を終えるにあたり、今年を振り返り
僭越ながら、私事のお話をさせていただきたいと思います。
 
本年、私にとって初体験となる出来事がありました。
 
それは、ロックアーティストのコンサートへの参加です。
その初となるアーティストは「矢沢永吉」さん。

私が矢沢さんに惹かれたのは、10年位前だったように
思います。
 
それまでは、ロックシンガー独特の雰囲気に
いささか苦手な所もあったのですが、あるテレビ番組
に出演されていた矢沢さんの語りに、気付かぬうちに
引き込まれていたのがファンへの第一歩でした。
 
口調は斜に構えた尖った感じなのですが、よくお話を
聞かせて頂くと、大御所にも関わらず、随分年下の
インタビュアーへの方に対しても、一言一言言葉を選んだような敬語から始まり、相手に対し自身の考えを押し付けたり傲慢に語るのではなく、相手自身が今まで気づく事のなかった考え方を問うように語り掛け、最後に矢沢さん自身の思いや考えを示すといった語り口に、それまで勝手に想像していた矢沢永吉さんとはまったく違う人柄に驚き、その後、知れば知るほど矢沢さんに魅了されていったように思います。
 
その矢沢永吉さんも御年75歳。
 
私も念願かなって今年コンサートへ参加できたのですが、初めて目にするステージでの矢沢永吉さんは、75歳とは到底思えない圧巻のパフォーマンスでした。
 
まず登場に際し、私自身「本物がいたぁ~!!」から
始まったのですが、来場したファンへの誠実なお礼、
そしてお茶目なトークを交え、場を和ましながらの
圧巻の歌唱力を披露。
 
正直、その歌唱力には絶句しました。
 
歌手の方は、コンサートでは長丁場となり体力も必要と
なるので、歌い方を工夫し原曲を少しアレンジされると
いった事を、よくライブに行く方から聞いていたのですが、矢沢さんのステージでのパフォーマンスは、
本当に最後までCD(古くてすみません<(_ _)>)通り
基本に忠実、そして腹の底からうねり出すような声で、
ライブでしか味わえない迫力を私たちに届けてくれ、
これがこの仕事でお金を稼ぐ「プロ」のプライド
なのか…と感じさせてくれました。
 
 
矢沢さんは、自身を表す一人称に、よく「やざわ」は・・・
とお話されます。
 
昔は単純にキザな語り口だなぁと思っていたのですが、
今思うにこれは、矢沢さん自身が、
「ご自分」と「アーティスト矢沢永吉」を別人格として
考えられているのではないかと、
勝手ながら私は推察しています。
 
 
「アーティスト矢沢永吉」は、「かくあるべき」・・・と
 
 
「べき論」には賛否両論あります。
 
ただ、周りからの評価によって営みを続ける事のできる、その仕事に携わる「プロ」としては、その道の「プロ」として、廻りの期待や要望に沿うため「こうあるべき」というプロ意識は、社会の中で何かの役割を担い、他者と共存している以上、必要な要素の一つであるはずです。
 
どのような仕事においても対価を受け取り生業とする者は、その仕事を通じ相応の価値を提供しうる者。
「プロ魂」と表現すればよいのか・・・
 
御年75歳の「矢沢永吉」さんから今一度教えられたような令和6年初体験の出来事でした。
 
       ・
       ・
       ・
 
迎える令和7年。
 
本田建設工業一同、皆様方にとりまして必要とされる会社となる為へ、そして弊社に関わっていただけるすべての方たちが豊かになれるようには、「何をすべきか」
という事を模索し、「すべきこと」を「実行」でき得る
力強い会社となる為に精進してまいります。
 
終わってしまえばあっと言う間の一年。
 
行く年月の速さに圧倒されてしまう一年ですが
皆様方との思い出を携えて、令和7年に踏み出したい
と思います。
 
最後になりますが、
本年も皆様方に支えていただいた一年。
誠にありがとうございました。
 
株式会社 本田建設工業
代表取締役 本田 淳
 
株式会社本田建設工業
〒799-2652
愛媛県松山市福角町786番地
TEL.089-994-8891
FAX.089-994-8892
TOPへ戻る