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経験とはアウトプットの積み重ね

2018-12-10
先日、私達先輩2名と若手2名の人員で型枠作業に取り組んでいました。いつもなら、先輩、若手とマンツーになり作業するのですが、その日は若手2名だけで作業に取り掛かってもらいました。私達先輩2名は、他のことや、彼達の準備役に周り、少し距離をおいて作業することにしてみました。最初の内は、自分の身長の3倍くらいあるパネルに尻込みしながら、2人で「ごにょごにょ」何を言っているのか分からないような声で(^^)恐る恐る作業をしていましたが、最後の方は大きな声で2人が自信満々に作業していました。
人は、どんなに説明を受けたり知識を入れたりしても、その情報を頭から外に出さなければ、
記憶に定着しないそうです。受験勉強も参考書をめくるだけではなく、過去問題をとにかく解くというのは、そういう脳のメカニズムのようです。
仕事においても、先輩社員の話を見たり聞いたりすることが「インプット」それを実際に自分が考えてやってみることが「アウトプット」この行動が記憶に残り、経験となる訳です。彼らは、作業中あるところで立ち止まり、2時間ぐらい同じところで失敗をしていました。傍から見ると、3分で終わる作業です。あえてそこでは何も助言しませんでした。
すると、彼らは自分たちの考えで正解を見つけ出しました。きっとこの2時間の「なぜ?を解決した」ことは、これから長い人生、仕事をしていくうえで、きっと大きな経験になったと思います。
ちなみに、「インプット」「アウトプット」の黄金比は3:7だそうです。
私達先輩は、ついつい7の知識を与えようと、時には10の知識を与えようとしてしまいます。
人材育成には、「3の知識を与え、7の行動を促す」
 
昔の人は、人を育てるには「温かい目で見守る」ことが大切だと説きましたが、現代の脳科学でも証明された、最先端を行く、先人の教えなのかもしれません。
 
 
 
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